大好きな日本食。
何年海外で暮らしても、日本食が恋しくなる気持ちは変わりません。
日本食は世界中で「健康的」「美味しい」「繊細」など高い評価をされています。
伝統的な日本食は、栄養バランスも良く、スーパーフード並みの食材も色々あり世界に誇れるものだと思います。
ただ最近、私は日本に一時帰国するたびに愕然とすることがあります。
それは、常々騒がれている「添加物」の多さ。(それとコンビニの多さ。)
ヨーロッパでもそうですが、日本では更に、年々添加物の少ない食品を探すのが困難になっていること。
添加物が本当に健康に良くないのか、それほど心配ないのかは正直言って分かりません。
両派の意見があると思うので、それは個人の判断で良いのかなぁと思っています。健康に関する情報もコロコロ変わるので、自分の感覚で判断した方が良いかもしれません。自己責任で。
ちなみに私は「添加物はできるだけやめておこう」派です。
頻繁に食べるものはかなり気を付けますが、ケーキやアイスなどのお菓子や外食はそれほど気にしません。
食べた時に放たれる幸せ度が、健康リスクの不安度よりも上回っていれば良しとしています(笑
ただ、更年期女性という立場から言うと、気を付けたいことは押さえておきたいですよね。
更年期症状も心配ですし、老化もできるだけスローにしたいですからね。
と言うことで、
目次
更年期に避けたい食品添加物
添加物を避けた方が良いのは、更年期じゃない女性も男性も同じかと思いますが、特に更年期はホルモンバランスの変化に敏感な時期。心身に影響が出やすいので注意が必要です。
いくつかの添加物は更年期の症状を悪化させる可能性があるので避けた方が無難かもしれません。
人工甘味料
アスパルテーム、サッカリンなど。
人工甘味料は体内のホルモンバランスに影響を与えると指摘されています。
また、更年期はエストロゲンの減少によりインスリンの働きが低下しますが、人工甘味料はメタボリック症候群の原因ともなるインスリンの分泌や感受性にも影響を与えると言われ、更年期症状を悪化させる可能性があります。
さらに、腸内環境への悪影響を及ぼす可能性も指摘されているようです。
腸内環境といえば、更年期以降は特に気を付けたいところですよね!
モノナトリウムグルタミン酸(グルタミン酸ナトリウム〈昆布のうま味成分〉)
味の素でお馴染みのモノナトリウムグルタミン酸。
手軽にうまみが出せて便利な化学調味料で賛否両論かと思いますが、私は極力避けています。
大量に摂取すると神経細胞に影響し、頭痛や手足のしびれ、のぼせなどの症状が起きるといわれています。神経細胞が正しく機能していないことも疑われている更年期は避けた方が良さそうです。
また、食欲を刺激するので、体重増加も気になります。
モノナトリウムグルタミン酸は「調味料(アミノ酸等)」という成分表示の書いてあるものには入っていると思った方が良いです。でも、「アミノ酸等」が含まれていない食品を探すのは、非常に困難ですよね。
私は一時帰国中の日本で、この「アミノ酸等」の入っていない食べ物(特にお惣菜、スナック類、ルウ、タレ類、燻製類)を探すことはほぼ不可能だと感じでいます。
ゼロにするのは難しいので、なるべく自炊するなどして減らすようにすると良いかもしれません。
トランス脂肪酸
先進国では使用禁止の国も多いトランス脂肪酸。
加工食品に多く含まれるトランス脂肪酸は心臓や血管系の病気のリスクを高める、という研究データも多いです。また、血中の悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らすとも言われています。
ただでさえ悪玉コレステロールが急増すると言われる更年期。特に注意が必要かと。
ショートニング・マーガリン・植物性油脂・市販のルウ・スナック菓子などに多く入っています。
商品の裏のラベルをチェックして、こちらもなるべく採らないようにしましょう。
人工着色料・防腐剤
タール色素も海外で禁止している国が多くあります。
注意欠陥障害の原因になる恐れや、癌、アレルギー、甲状腺に異常を引き起こす可能性が指摘されています。
更年期の体に余分なストレスを与えたくないですよね。
ソーセージやハム・炭酸飲料・カラフルなシリアル類・スナック菓子・スポーツドリンクやエナジードリンクなどあらゆる食品に入っているので、総合すると摂取量も多くなってしまいがちです。
商品裏のラベルをチェックして、なるべく減らした方が良いかもしれません。
あと、食べ物以外でも口紅やチークにも使われていることが多いです。
こちらも要チェック。
ぶどう糖果糖液糖・果糖ぶどう糖液糖などの異性化糖
ブドウ糖(グルコース)の一部を果糖に変換した甘味料です。
異性化糖は甘みが強いため、食品の甘さを高めるために使われます。食品の賞味期限を延長する効果もあるため、多くの加工食品や清涼飲料に入っています。
砂糖は冷やすと甘みを感じ辛くなりますが、異性化糖は冷やすと甘味が増すためジュースやアイスクリームにも多用されていますし、その他、ケチャップなどの調味料や市販のタレ類にも使われているものが多いです。ヤクルトにも入っています。
過剰に摂取すると肥満になりやすく、また砂糖よりも急激に血糖値を上昇してしまうので、糖尿病や心臓・肝臓などへの負担が大きくなると言われています。
ちなみに、添加物ではないですが、更年期世代は白砂糖の摂取も控えましょう。
私なりの結論
添加物に関しては、意見が分かれますよね。
何が真実かなんて、一般人の私には分かりません。
体質もあると思うし、両派にもプラシーボ効果だってあると思うし。
しかも、そんな事にこだわっていたら食べるものない!って気持ちもわかるので。
ただ、一度しっかりご自身で調べてみてもらえたらこの記事を書いた甲斐があります。
どこかの大学が研究データを出したから、テレビ番組で言ってたから、みんなそうしてるから、それも大事かもしれませんが、自分の感覚も大切にすることは重要だと思います。
何においてもそうですが、この情報過多時代、いつだって最終決断は「自分自身」です。
あとバランスですよね。
我が家の長男はとても敏感体質のようで、食品の成分を気にしていなかった頃は色々と問題を起こしていました(頭痛とかチックとか耳鳴りとか)。心配して何度か検査にも行きました。
もちろんこれは添加物が原因だったと断言できるものでもありません。
彼はWi-Fiにも反応するし、そういった体質とも思うので。
でも一つ確実なのは、添加物と農薬、Wi-Fiに気を付けたら、その後結構早い段階で良い変化が現れました。医者に話しても信じてもらえませんでしたが。
でも私は、あれから5年以上経つ今でも、なるべく気を付けています。
自分の感覚で、あれはこの3つが彼の敏感体質に合わなかったと感じたからです。
幸か不幸か、敏感体質ではない長男以外の家族は、長男のおかげで食生活や生活環境に気を付けるようになりました。色々調べて、何を食べるか食べないか、何を信じるかを考えるようになりました。
私たちの身体は、自分が日々食べているもので出来上がっています。
添加物が蓄積されるものなのか、すぐに排泄されるものなのかも両論あり答えは分かりませんが、添加物によって細胞が老化するとしたら、結果老けて見えるようになるし病気にもなり得ます。
人間は自然から遠ざかるほど病気に近づく by ヒポクラテス
いい塩梅で by 祖母
できるなら、自然からなるべく遠ざからないように科学を取り入れるのが良いように思っています。
情報に振り回され過ぎないように、無頓着になり過ぎないように、自分なりのバランスをとっていけたら良いですよね。
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