破壊

2026年、年が明けて間もなく、
ありえないほどの悪い偶然が重なりました。

人生、終わった……。

なんでこんなことが?
やっぱり、あの時わたしの闇がネガティブすぎたから?
破産?現実崩壊?

心臓は今にも飛び出しそうで、
頭の中は大騒ぎでした。

でも、その一方で、不思議なことが起きていました。

バスの中で、わたしは窓から太陽の光を感じていました。
まだ一月だけど、少し光が強くなっていて、

「ああ、もう春が近づいてるんだなぁ」

なぜか、ちょっとウキウキしている。

のどかだなぁ……。
ふふん、ふふんふん♪♪

気づけば、心の中で鼻歌までうたっていました。

――ハッ。

こんなにのどかな気分になっている場合じゃない。
何歌ってんの、わたし?

現実を思い出した途端、
また頭はパニック状態に戻りました。
心臓もバクバクしてくる。

でも、さっきのあの感覚は何だったんだろう。

気になって、もう一度、意識を身体に戻してみました。

すると驚いたことに、不安どころか、
むしろ喜んでいるかのように、

「よし、やった!」

と勇んでいる自分がいるじゃないですか😳

ここまで極端だったからこそ、
わたしははっきりと認識しました。

頭と身体で、考えていることがまったく違う!

まるで、別の人格を持つわたしが同居しているみたいでした。

頭に戻ると、
「終わった」「どうしよう」「どうしたらいいの」とパニック状態。

でも身体に戻ると、
穏やかで、静かで、
春の気配にウキウキしている自分がいる。

いや、むしろ――
ガッツポーズ決めてない? あなた、ちょっと・・。

完全に非常事態なのに、
身体のほうは、どこ吹く風。

え、どういうこと?

わたし、壊れた……?

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